成長する企業に投資する
こんにちは、おあちんです。
三連休も最終日となりましたが週明けの市況はどうなっているか素人目線ではなかなか判断がつきにくいところです。ちょっとした経済指標の動き、為替レートの変動etc・・・で大きく変わったりします。午前は買いが優勢だったけど午後は戻し売りが優勢で結局、終値が始値を下回るなんて言うこともザラにあります。
しかしある程度の投資スタンスを自分の中で固めていけば、混乱した市況の中でもスタンスをぶらさずに投資できるのではないかと思います。
今日は自分が大切にしている投資スタンスをご紹介したいと思います。
原則:成長している(すると見込まれる)企業に投資する。
何を当たり前なことを思われてしまいますが、結局これが投資の基本原則なのかもしれません。
投資を考えたとき利回りを大事にすることがあると思いますが、例えばパチンコ遊技機械メーカー中堅の【藤商事(6257)】は配当利回りが現在7%もあります。1万円の投資が700円増えて帰ってくるわけです。藤商事は戦後の1958年創業(現在の社名になったのは1966年)の歴史のある遊技機械の開発メーカーですが現在はパチンコ業界に対する規制の強化や遊技人口の減少を受け最近の業績は芳しくありません。2009年3月期の売上高56,839百万円が過去最高です。
2020年3月期の売上高は25,100百万円となっており半減しています。
この状態では利益を確保するためによほどコストを削らなければなりませんが、
法規制の対応、遊技人口の減少、ホールの閉店など環境要因の変化により厳しいものと思われます。そもそも売上を伸ばしづらい時代に入っているわけです。株主への配当も当然利益から出されますので、将来的に安定的な売上と利益を確保できなければ目減りしています。
こうした中で、「パチンコ業界は総じて投資対象にならないな」と切り捨ててしまうのは早計です。
パチンコ業界の中でも収益を確保している会社があるはずです。
すこし探してみましょう。
③年間の売上高の変化として注目したのはPGMゴルフコースでおなじみの【平和(6412)】です。売上高は2018年3月期、2019年3月期、2020年3月期(予想)の間において9%、7%と成長してきました。過去最高の売上は2016年3月期の214,954百万円で2020年3月期の予想売上は155,700百万円です。藤商事は半減以上の下げでしたが、こちらは30%弱ですね。
事業もゴルフ場経営など行い多角化かつ安定収益化を図ろうとしています。まぁゴルフも人口減少が叫ばれてはいますが女子プロの人気などもあり、遊技機械開発専門でやっていくよりも良さそうです。私もたまに東京に帰るとゴルフをしますがグランドPGMのコースなどは確かに良いです。
株主優待目当てでも投資していいかなと思わせてくれます。
平和以外にもセガサミーやSANKYOなどが大手として挙げられます。
IRカジノ進出やレジャー施設、不動産、ホテルなどと絡め経営の質を改善しようとしている企業はあることでしょう。斜陽産業だからといって切り捨てずにその会社がどのようにして収益を確保していくかという観点から十分、投資対象になる会社もあるかもしれません。
会社の成長を応援するというスタンスを投資の切り口にするのは悪くないのかもしれません。